ザイコマインプラントとは?
ザイゴマインプラントは、従来のインプラント治療と異なり、顎骨ではなく「頬骨」にインプラントを埋め込む治療法です。これまで、顎の骨量不足が原因でインプラント治療やオールオン4(オールオン6)の治療が受けられなかった方でも、ザイゴマインプラントであれば治療が可能となります。
下記で、ザイゴマインプラントの特徴とメリットをご紹介します。
特徴①「手術当日」に噛める歯が手に入る
ザイゴマインプラントの最大の特徴は、「オペ当日に噛める歯が手に入る」ことです。「長い間しっかり噛むことができなかった方」や、「噛むと痛みを感じていた方」、さらには「噛むことが少ない食事を選ばざるを得なかった方」にとって、手術をしたその日に「しっかり噛むことができる」というのは、とても大きなメリットでしょう。
特徴②手術は1回だけで終了
通常のインプラント治療では、失った歯の本数と同じ数だけインプラントを埋め込まなくてはならないため、治療期間は長期にわたります。また治療費も高く、手術も複数回必要になることから精神的にも肉体的にも負担が大きくなりがちです。
しかしザイゴマインプラントは、手術は1回のみで終了です。歯全体を支えるために、上顎に4本(もしくは6本)のインプラントを埋め込んで治療は完了します。
ザイゴマインプラントは「さまざまな問題を解決する一つの包括的な治療パッケージ」のような治療法なので、治療期間も治療費も大幅に削減することができるのです。
下記に、上顎のすべての歯がない患者さんにおける「ザイゴマインプラント」と「一般的なインプラント治療」の比較を示します。
| 通常のインプラント | ザイゴマインプラント |
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埋入本数 | 14本 | 4本(もしくは6本) |
治療期間 | 数年 | 3~6ヶ月 |
歯のない期間 | あり | なし ※オペ当日に歯が入る |
オペ回数 | 複数回 | 1回のみ |
治療費 | 400万円以上かかることが多い ※失った歯の本数分のインプラントが必要なため | ■■■万円~(税別) ※当院の場合 |
ザイゴマインプラントの「デメリット」や「リスク」
ザイゴマインプラントにはたくさんのメリットがある一方で、当然、デメリットやリスクも存在します。
ここからは、ザイゴマインプラントの主なデメリットとリスクを詳しく説明します。
ザイゴマインプラントの「デメリット」
ザイゴマインプラントのデメリットとして下記のようなケースが考えられます。
デメリット①残っている歯の「抜歯」が必要
ザイゴマインプラントの治療は、基本的に「歯がほとんど残っていない方」を対象とした治療法です。したがって、口腔内に歯が残っている場合は、それらを抜歯する必要があります。
患者さんにとって「抜歯」は心理的な負担になることが多いものです。特に残存歯に思い入れがある方には厳しい選択を強いられることになります。
デメリット②対応できる歯科医院が少ない
ザイゴマインプラントは、非常に高度な技術を必要とする治療法です。そのため対応している歯科医院は国内でも限られています。
オールオン4やオールオン6の治療を行っている歯科医院であっても、ザイゴマインプラントまで対応できる歯科はごく少数です。
また、ザイゴマインプラント治療の成功率は、担当医の経験や技術力に比例します。特に「審美性」と「耐久性」は、担当医のスキルに大きく依存するといっても過言ではありません。
【審美性】
治療後のお口元の美しさは、使用する素材や施術技術に大きく左右されます。たとえば、歯の部分に「レジン」という素材を用いた場合と、より高価な「ジルコニア」を使用した場合とでは、治療後の見た目に大きく差が出ます。
レジンは時間の経過とともに変色することがあるため、長期的な審美性の維持には不向きです。また歯肉部分も人工物であるため、その品質が見た目に直結します。
【耐久性】
ザイゴマインプラントの耐久性は、噛み合わせの設計や施術の精度によって決まります。噛み合わせの調整が不適切だと、歯の一部分に過度な負担がかかり、破損の原因となってしまうのです。確実な設計と施術が求められます。
ザイゴマインプラントの「リスク」
ザイゴマインプラントは外科的手術を伴う治療法です。そのため、以下にあげるようなリスクを理解した上で、適切なケアを行う必要があります。
リスク①喫煙や飲酒が治癒を遅らせる
抜歯をした後やインプラントの手術前後に喫煙や飲酒を行うと血行が悪くなり、治療結果が悪化する可能性があります。
リスク②術後に痛みや腫れが生じる
手術後に痛みや腫れが出ることもあります。これらは通常、数日から1週間程度で軽減しますが、処方された鎮痛薬を服用するなどして対処してください。
リスク③薬剤による副作用
手術後に処方される薬剤によって、眠気や吐き気といった副作用が生じることもあります。副作用が強い場合は、医師に相談してください。
リスク④当日に仮歯を装着できないことがある
通常、ザイゴマインプラントでは手術当日に仮歯を装着します。しかし骨の状態によっては、装着できない場合があります。
当院は低コストで高品質な治療を提供します
名駅歯科クリニック・矯正歯科では、使用する材料やメーカーによって治療の価格をランク分けするようなことはしません。それは、「最高の材料とメーカー」を使用して、「妥協のない治療」をすべての患者さんに提供したいからです。
ザイゴマインプラントは、患者さんの身体の一部となる治療です。品質に妥協することは一切いたしません。
しかし、最高品質の材料を使用するとなると、治療費が気になる方も多いのではないでしょうか。当院では治療費用が患者さんのご負担になりすぎないように、次のような取り組みを進めています。
可能な限りコストを抑えた治療
当院では、片顎■■■万円(税別)でザイゴマインプラントの治療を行っています。
また、デンタルローンをご利用いただければ、費用面の負担を軽減しながら治療を受けることも可能です。
コスト削減のために
名駅歯科クリニック・矯正歯科では、患者さんに最高の治療を提供しながら、コストを削減するために様々な努力を行っています。
・院内歯科技工所の設置:外部への技工依頼を減らすことで、コストを抑えられます。
・ 材料の一括購入:材料を一括で大量に購入し、仕入れコストを削減します。
当院は、これらの取り組みによって、リーズナブルな価格で質の高い治療を提供することができています。
「最高品質のザイゴマインプラント」だけを使用
当院では、長年の研究と数多くの臨床実績に裏打ちされた、世界的に信頼されるメーカーのインプラントだけしか採用しません。これにより最高品質の治療の提供を可能にしているのです。
ノーベルバイオケア
当院は、ノーベルバイオケア(Nobel Biocare)のインプラントで、患者さんの多様な治療ニーズに応えます。
【審美性と機能性の両立】
ノーベルバイオケアのインプラントは、自然な見た目と優れた機能性が魅力です。患者さんのお口元の美しさと咀嚼機能をしっかりとサポートします。
【信頼性の高さ】
長年の研究と臨床実績に基づいて設計されており、長期間にわたって安定した機能性を得られます。信頼性が非常に高いインプラントだと言えます。
審美性と耐久性にこだわった「ジルコニア」
名駅歯科クリニック・矯正歯科では、審美性と耐久性に優れた「ジルコニア」を被せ物としてお勧めしています。ジルコニアは自然な色合いで見た目が美しく、変色しにくいという特徴を持っています。また、硬くて丈夫なので、長きにわたって安心して使用することが可能です。
一般的に、よく被せ物に使われる「レジン」は数年後に変色したり、見た目が悪くなる場合があります。美しさを長く維持したいとお考えの方は、多少の費用をかけてでもジルコニアを選択することがお勧めです。
経験豊富な歯科医師による「無料相談/セカンドオピニオン」
当院では治療法についてはもちろん、治療費についてのご相談も受け付けています。
- 入れ歯の違和感でお悩みの方
- 信頼できる医院でのセカンドオピニオンをご希望の方
- 他院でインプラントやオールオン4(オールオン6)を断られた方、本当にできないのかを精査したい方
- ザイゴマインプラントについて疑問がある方
上記のようなお悩みをお持ちの方はもちろん、どんな些細なことでも構いません。お気軽にお問い合わせください。